視察の度にぎゅうぎゅうのグリーン車に乗せられる件

滋賀県草津市・大阪市へ、文教常任委員会の視察に行ってきました。

視察の度に思うのですが、
区議会議員の視察規定(出張規定)は区の部長職に準じているとのことで
新幹線は毎回グリーン車に乗せられます。

《参考》
今回乗車した、東京ー京都間の料金(通常料金・窓口購入金額)
自由席:13,080円
普通指定席:13,910円(のぞみ)/13,600円(ひかり・こだま)
グリーン指定席:18,690円(のぞみ)

仮に繁忙期等で目当ての列車を逃すことのないよう、
指定席を取ることまでは理解できますし、
(個人的には常に1本でも早く乗りたいため
私用では自由席以外を利用することはありませんが)
出張先で求められるパフォーマンスを発揮するよう
疲れてしまったら元も子もないとは思いますが、
新幹線の普通車が疲れるほど劣悪な環境だとは思えませんし
区の部長職も区議会議員も敢えてグリーン車に乗る必要はないと思っています。
(他の委員会の話を聞くと、視察中に寝ていた議員もいたそうなので
座席関係なく寝る人は寝ます)

そんな優等生な解答だけでなく、
何より、空いている平日の午前中の車内で、
何が好きで議員同士が前後左右隣り合ってぎゅうぎゅうになっているんだ!
という、スカスカの自由席に勝手に座っている方がよっぽど快適に過ごせるのに
乗り過ごしたりしないよう、役所がグリーン車をまとめて取っているのが現状です。

前職の出張の際は、サンフランシスコのホテルに直接集合だったことを思い返すと
議員というのも大切に扱われているのか、一人前に扱われていないのか、
どちらにせよ、アテンドする役所からすると馬鹿にされているんだろうと感じるところです。

こうした議会の諸制度の改善についても声を上げているところではありますが、
議員報酬からこういった話まで議会の規定を決めるのも議員自身であり、
大多数が現状肯定派(これも区民が選んだ区民の総意ですが)であるため
乗りたくもないグリーン車に乗せられているのが現状です。

国会では、参議院議員の定数が自民党にしか理解できない理由で増えましたが、
既に撤退フェーズに入った日本に於いて、こうした議会・議員自身の制度改革に
どこまで真剣に取り組むのかといった点についても是非関心を持って頂ければと思います。

視察の度にぎゅうぎゅうのグリーン車に乗せられる件」への2件のフィードバック

  1. 用賀の吉田です。 返信

    グリーン車利用の効果は贅沢以外の何物でもないですね。私も当然、開通以来過去の社用も含めて一度も利用したことは無いです。グリーン車両を歩いて通過したことはありますが。あまりにもコスト意識が見直されずにきているんですね。是非、世田谷区議会から普通車にしてください!ついでに役所の部長以上も!

  2. info@sonobe.tokyo 投稿者返信

    コメントありがとうございます。
    こういった点も多くの区民にまずは知って、判断を頂ければ幸いです。

    役所の無駄遣いを指摘しながら、自分だけ悠々自適なのもおかしい話ですので
    今後も政務活動費の全額返上をはじめ、区議会のお金の使い方にもメスを入れられればと思います。

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